地球上には、今や70億人を超える人類が住んでいると言われています。 では、「地球」を含めたこの太陽系内の全惑星にはどのくらいの人類がいると思いますか? そして、この「太陽系」が属している「銀河系」という「島宇宙」にはどんな人類、どんな個性の持ち主が・・どのくらい住んでいるでしょう?
きっと砂の数ほど多い・・数えきれないほどの人類が生息していると想像します。
私
の記憶が正しければ・・少なくともこの銀河系内の400万個の太陽系は人類が住める環境にあり、それぞれの太陽系内の12個の惑星に何億人もの人類が住ん
でいるという事ですから・・この銀河系の総人口は?と言うと「砂の数ほど」なので、これはもうとても数字では表示できないほどの数です。
そうなんです・・・ですから人は千差万別!! 自分とは違う、いろいろな個性を持った人間が存在すると考えて良いのではないでしょうか。 そこで大切なのは、他の存在を「認め・尊重し・助け合う」そんな中で他人とは違う自分を確認し、自信を持って「自分らしく生きる」・・という事。
そ
れは簡単な事ではないかもしれませんが、図々しく生きる者の勝ち・・のような現代社会の中で、自分の考えや思想を他に押し付ける事をせず・・自分は誰なの
か・・この世界で何をしたいのか・・何が出来るのか・・などを問いながら、周りに流されれず自分を見つめながら楽しく生きる・・・という姿勢が重要なので
はないかと思います! 「エンジョイ・ライフ!」・・・それが生まれてきた命の目的ですから。
そして出来る限り活動的に、人生を大いに楽しみましょう! 楽しみ方は人それぞれ・・型にとらわれず、皆さんも「チャレンジ・ライフ!」
「人
間」という面白い生き物(地球人も宇宙人も)をもっと理解してもらいたい・・という意図で、過去4回のコラムはUFOとは直接関係ないような感じに思われ
てしまうコラムを連載したのには、特別な意味があったのです。 それを少しでも皆さんにご理解いただけたら幸いです。
そのD 「だぶだぶ・・事件」
驚いたことに、アメリカのニューヨークに「とんずら&雲隠れ」した・・という噂だったHさんが、何ヶ月ぶりかに国境を越えてカナダに帰ってきた。
ニューヨークに行ってから仕事を見つけ、彼の勤め先からアメリカの労働許可証がもらえたようである。 それで何の心配もなく・・国境を越えて、またトロントに帰って来たらしい。 (アメリカの労働許可証って、そんな簡単に取れるの?)
トロントにいた時と違って、羽振りが良い・・・ 服装も、ニューヨークから来た〜・・という感じがする!
Hさんの話では・・・何でも、ニューヨークの有名ジャパニーズレストラン「ベニXX」でマネージャーをしているのだとか? (クスッ・・ウソだ〜い!)
「今日は僕がおごるからさ〜何でも食べてよ!・・」と近くのレストランで友人たちにおごってくれた彼。
高級そうなダブルのスーツに派手なネクタイ・・口には葉巻をくわえ、そしてピカピカの革靴で決めているところを見れば誰だって出世したな〜!と思う。 (Hさん、すごいじゃないか〜・・ちょっとだけ金持ちに見えるよ)
ニューヨークっていう大都市は、やっぱり誰もが憧れる世界一の街・・・
Hさんの話を聞いていると、カナダのトロントは・・まだまだ田舎のように感じてしまう。
あの時代のニューヨークという街は「アメリカン・ドリーム」に憧れ、世界中から集まって来た若者の夢をかなえてくれる魅力的な大都市だったように思う。
それ故、誰もがニューヨークを目指す時代だった・・・ トロントの街でもニューヨークに憧れる若者たちが非常に多かった・・と、覚えている。
***************************************
でも・・待てよ! 何か、おかしくないか?
「だって、靴が・・・?」
まあ・・人の好みというのもあるけれど、Hさんの履いてる靴のサイズがどうも合っていないような感じだ。 歩く度に「カクン!・・カクン!」と音を立てているのはどういう訳? (サイズが、だいぶ大き目?)
それに良く見ると・・スーツも手の甲が全部隠れてしまう長さで、大き過ぎる! (は・は・はっ〜・・全てがダブダブじゃないか!)
「Hさん、そのスーツ・・大き過ぎない? どこで買ったの?」と聞くと、いつものように手であたまをかきながら笑う。
「えっ・・やっぱり! ちょっと大きいかな?」
「サーベーション・アーミー(中古品や古着などを安く売っている店)で買ったんだよ。 安かったからこの革靴も一緒に買ってしまったけど、この靴は大き過ぎて分厚い靴下2枚はいてもダブダブで歩きにくいんだよね・・・」
やっぱり!! ・・・だった。
「他の人に言ってるみたいに、ベニXXのマネージャーをやっているって・・・本当?」 ・・ついでだからと思って聞いてみた。
「本当のこと言うとさ・・・皿洗い!」
「わっはっはっ〜」私は我慢できなくなって大笑いしてしまった。
良くぞ、言ってくれました・・・がんばれ・・皿洗いのHさん!!
ついでですけど・・・ 「Hさん・・その葉巻には、まだ一度も火が付いてないですよ〜・・・」
****************************************
これがHさんと話した最後の日になった。
いつの時代でも、若者は自分の夢を追いかけて・・それぞれの方向に、それぞれの道を進まなくてはならない。
間もなく、私もカナダを出てアメリカに渡った・・・
でも私が目指した所は、大都市「ニューヨーク」ではなく・・そこは東洋人など全く住んでいないウイスコンシン州の・・・「田舎」だった。
・・・それが私の選んだ道!
UFO STATION
(C) 本サイトに記載されている画像・文章など全ての内容の無断転載を禁じます。
|