2004-02-17　　　古山晴久　　　　　　

　「パロマーガーデン」という名前で知られていた、アダムスキー氏の住んでいたパロマー山の住居跡は、現在「オークノール」という名前のキャンプ場になっている。　
　彼は長い間、この場所で仲間たちと共同生活を営んでいた。　デザートセンターで金星人オーソンと最初のコンタクトをした時、彼が住んでいた場所はここだったし、６インチの天体望遠鏡でＵＦＯ（宇宙船）を撮影していたのも、ここパロマーガーデンだった。　

　この場所からパロマー山頂(２０００メートル）まで続く道は曲がりくねった急坂だが、車が少なくて下界を見下ろしながらのんびりドライブを楽しむのには最高の場所だった。　しかし、それは３０年前の事を話してるのであり、今はちょっとちがう。。。　　
週末や祭日になると、この道はモーターサイクル（バイク）のレース場と変わり果て、何百台ものレース用のバイクにまたがった若者たちが突っ走る危険な山道になっているのだ。　でも若い時、私もバイクが好きで1人で山道を乗り回していたくらいだから、この若者たちを見ても「かっこいい！。。俺もやりたい！」くらいにしか思っていない。　

　パロマーガーデン跡はちょうど海抜１０００メートルくらいの所にあり、冬には雪もちらつく涼しい所。。。　　だいぶ前に2回ほどテントを張ってキャンプした事があり、一時はこの場所に住もうとも考えていたのだが、ビスタの店まで毎日運転して来るのはちょっときつ過ぎると思い、その計画は断念した。

　友人の「Ｊ」が語ったところによると、ある日「Ｊ」が早朝のまだ暗い時間にパロマーガーデンに行くと、アダムスキー氏は家の外に1人で立っていて、Ｊが近づいて行くと「あなたが来るのを、夜中からずっと待っていましたよ。。。」　と言って歓迎してくれたとの事。。。　いろいろな懐かしい思い出が残る所である。